PHANTOM GENERATIONS
ドローンで空撮を考える多くの人が目にする「PHANTOM(ファントム)」というキーワード。空撮のスタンダードとも言えるこの機種は、世代を重ね第4世代に至る。ファントムジェネレーションズと題し、その進化の足跡を辿る。
PHANTOM 1
空撮を身近にした、
ファースト・ファントム
2013年に登場したDJI最初のエポックメイキングなモデル。当時は空撮といえば高額な機材や技術がなければ不可能と思われていた。しかし、この機体の登場で事態は一変することになる。この初代からバッテリー残量が少なくなったり、送信機からの電波が途切れた場合GPSに記録された離陸地点まで戻ってくるGOホーム機能が搭載されていた。
PHANTOM 2シリーズ
飛行時間が伸びカメラを標準搭載
オール・イン・ワンモデルの確立
ファントム1と比べて容量が2倍以上、スマートバッテリーへと正統進化。時間を気にせずに飛行できるようになった。Vison+ではついにカメラが標準搭載。買ってすぐに空撮できるオール・イン・ワンモデルが2世代目にして確立された。
PHANTOM 3シリーズ
DJI GOアプリで操作も進化
上位モデルは4K撮影が可能に
ファントム3シリーズは、エントリーモデルの「スタンダード」、カメラスペックや空中静止のアシストがビジョンポジショニングシステムによって強化された「アドバンスド」、「プロフェッショナル」のラインナップ。シリーズに共通しているのは、進化したアプリ「DJI GO」による新たな操縦体験だ。従来パイロットの操縦技術で行われていた、定点を中心に円を描くように旋回する撮影や、対象を追跡する撮影がDJI GOで手軽にできるようになった。ファントム3シリーズの登場が空撮を『見るもの』から『するもの』に変えたと言える。
PHANTOM 4シリーズ
障害物回避センサーの恩恵で
より空撮に集中できるように
ボディーが陶器のような光沢を放つファントム4シリーズ。ファントム4は、前方に障害物を認識して衝突を回避するセンサーを搭載。ファントム4プロはそれに加え後方、そして左右に赤外線センサーを備える。機体の操作と同時にリアルタイムでアングルを決めなければならないパイロットにとって、飛行中は周囲の状況把握が必要だが、このセンサー類がその負担を軽減し空撮をサポートする。飛行時間やカメラスペックの向上を続けるファントム。次の世代でも空を駆けるカメラとして、更なる表現力の向上が期待される。
PHANTOM to the next generation.....
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