ドローンのお仕事

 空の産業革命とも言われるドローンは、今後様々な分野での展開が期待されている。世界市場シェア70%(※)、業界標準であるDJIをはじめとしたドローンはすでに、空撮はもちろん、農業・建造物点検・災害救助・測量など幅広い分野で活躍中であり、そのポテンシャルはとどまることを知らない。

※2015年ロイター通信の記事より

出所:「インプレス総合研究所『ドローンビジネス調査報告書2017』」より



KEYWORD 1

スマート農業

 最近よく耳にする「スマート農業」というワード。精密農業とも言う。農林水産省が先導しているロボット技術やICT(情報通信技術)を活用し、省力化や精密化を進める次世代農業のことだ。こうして聞くと堅苦しいが、実際の現場でのイメージはこうだ。トラクターのGPSによる自動操舵により、省力化や夜間走行が可能になる。ドローンの空撮で作物の育成状況を分析し、効率的に収穫が判断できる。そんな農業が今始まろうとしている。

出所:「小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会『空の産業革命に向けたロードマップ ~小型無人機の安全な利活用のための技術開発と環境整備~』」より



KEYWORD 2

i-Construction

 国土交通省が推進している、労働人口の減少による人手不足を解消したり、生産性の向上を目的とした施策「i-Construction(アイ・コンストラクション)」。調査・測量から設計・施工・維持管理までのあらゆるプロセスでドローンをはじめとする革新的技術の導入や、空撮画像をソフトウエア上で3次元データに合成してこれからの建設現場をより良く変えていこうとする動きだ。